おおかみこどもの雨と雪を観てきました。

数年ぶりに本気MAXの偏頭痛に襲われてました。
名も無き道です。
ここ一週間位、お仕事が忙殺だったので、
その反動かもしれませんね・・・折角の土曜日が orz

で、今日も朝起きてからは少し頭がだるかったのですが、
お昼すぎには無事に本調子に戻ったので、
折角アルバイトも休みなのでって事で、
「おおかみこどもの雨と雪」を観てきました。

ohkamikodomo.jpg

二回目を。

「あぁ、これはあそこに繋がるのかぁ。」
みたいな発見もあったりして、
二回目は一回目よりも、より楽しめました。

今日はその感想などを簡単に書いてみようかと。
結構遠慮なくネタバレして書くつもりなので、一応格納にて。
まだの人は見ないでねっ!ねっ!!

【格納を書き終えて追記】
くっそ長くなった上に何言いたいのか分かんねぇ orz
感想。
とは言ってみたものの何から書こうか少し迷いましたが、
何はともあれまずはストーリーでしょうか。

今まで子供の成長、そして「親離れ」を描いた作品は数あれど、
ここまでしっかりと「子離れ」というものを描いた作品は、
そんなに数は多くないんじゃないかと。

最後の駐車場での雨とのシーンは、本当に胸が苦しかったです。
「まだ10歳、まだ子供、まだ守ってあげなくちゃ。」
そう思っていた子供は、
止める母に背を向け、自分の世界へと旅立って行きます。
あの山を登っていくシーンは、
さながら雨が大人の階段を登って行くようでした。
そして雨の遠吠えを聞いた花の口から出た言葉は、

「しっかり生きなさい。」

この「子離れ」の瞬間は言葉になりませんでした。
私がまだ経験していない、これから経験するであろう瞬間。
それを想うともうね・・・

もう一つ。
先にも書きましたが、雪と雨の成長の描写。
活発で真っ直ぐな姉の雪。
泣き虫でおどおどしている弟の雨。
気弱な雨を、雪が引っ張っていく。
そんな姉弟の関係は、次第に逆転していきます。

羞恥を知り、
恋に出逢い、
女の子は女へ。

勇気を知り、
世界に出会い、
男の子は男へ。

雪は自分は人間だと言い、
雨は自分は狼だと言います。

それぞれが自分の世界を見つけ、
そして、それぞれの世界へと歩み始めます。
自我の目覚め、というのを表現するにあたり、
「おおかみこども」という設定は大勝利だったと思います。
分り易く、受け手にもすんなり入ってきました。


そして「画」も素晴らしかった。
緻密な背景描写。
繊細な感情描写。
明朗快活な子供の描写。
強い女性。
大袈裟な言い方かもしれませんが、
私はこの作品はスタジオジブリという牙城を崩したと思います。
今までジブリが売りとしてきた、武器としてきた描写を、
見事なまでにやってのけたと思います。

無論、ジブリをdisるつもりなど毛頭ありませんが、
最近のジブリ作品は、抽象的な表現が多く、
どうにも二回目を観る気力が湧かないのです。
だからこそ、非常に分かり易い描写をしてくれたこの作品が、
本当にすんなり心に染み込んできてくれました。

花の母親としての成長。
雪が次第に可憐な女性へ変化していく表情。
雨が次第に果敢な男性へ変化していく言動。
それが観ていて手に取るように分かるから、
だから心底感情移入して観れた気がします。


個人的には、親子三人が雪の中で
坂を駆け下りていくシーンには、
心からスタンディングオベーションをしたかった。
非常に素晴らしい描写だったと思います。


それから「声」。
私は正直、
昨今流行りの「声優に俳優」というのが好きではありません。
コントが上手い芸人は、
演技も上手い訳じゃないのと同じように、
演技が上手い俳優は、
声優も上手い訳じゃないと思います。
身体も声も使って表現する事と、
声だけで表現する事は違うと思います。
(ここら辺もジブリを遠ざけている理由の一因ではあります…)

ところがどっこい、素晴らしいじゃないですか、宮崎あおい。
なんというか、不思議と観ていて違和感を感じなかったです。
彼女が母親だから違和感を感じなかったのか、
彼女の練習からくるものなのか、
それは分かりませんが、兎に角良かったのです。

しかしその上をいく演技を聞かせてくれたのが、
大野百花と黒木華という子でした。
両名とも雪の声をしていた子なのですが、
この子達の演技が神憑って素晴らしかった。
幼年期の底抜けの明るさ・活発さ。
小学生になってからの微妙な繊細さ。
それをしっかりと表現できていました。
遠吠えも自身でやっていたというのだから驚き。
雪の笑い声は、今でも耳から離れませんね。


最後にエンディング。
アフターストーリーが流れながらって訳でもない、
実は昔はってビフォアが流れながらでもない、
ましてやPIXAR宜しくのNG集が流れる訳でもない。
左側に今までの画像・右側にテロップ。
なんて事はない普通のエンディングなんですよ。
所謂静止画MAD的な。
でも、私と同じ感想を持った人は多いと思います。

あぁ、花がアルバムをめくってる、って。

中学の寮にはいった雪を想いながら。
遠くから聞こえる雨の遠吠えを聞きながら。
きっと満面の笑みを浮かべながら。
この13年間を振り返りながら、
アルバムをめくってるように見えたのです。

最後の最後まで、本当に素敵な作品でした。
数年ぶりに映画のパンフレットなるものも購入。
前はどうだったかサッパリ覚えてないですが、
パンフレット扱う時って、店員さん手袋するんですね。
「あ、いや、別にそこまでしなくても・・・」
と喉まで出かかったけど止めましたw


……
………
え?泣いたよ。
ボロ泣きに決まってるじゃない、こんなのw

コメント

Re: 分かります!

>NEIPUさん

はじめまして。
ご訪問有難うございます。

1回目の時は、特に何も思わずに見てたのですが、
2回目の時に歌の歌詞を噛み締めながら観ててそう思ったんですよね。
ハナが、二人の我が子の事を想いながらアルバムをめくってて、
僕たちはそれを追体験してるんじゃないかな、と。
ほんと、ここに全てが集約してますよね。

本当に素晴らしい作品に出逢えたと思います。
今からDVDの発売が楽しみでなりません。

乱筆乱文にお付き合い頂き、本当に有難うございました。

2012/09/25 (Tue) 12:20 | 名も無き道P #- | URL | 編集
分かります!

感想を読ませて頂きました。
確かに最後のエンディングはアルバムのようにも感じますね。それに歌もいい!なんか13年間をまとめた歌詞であり、それにあわせて写真を見ると懐かしいというか、本当に涙が出てきますね。この映画の本当に伝えたかった事がこの最後のエンディングに集まっている感じがします。

2012/09/23 (Sun) 22:15 | NEIPU #- | URL | 編集

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