Relatives.

ハイチュウかんでたら銀歯が抜けました。
名も無き道です。

その青年は、深々と頭を下げ両手両足をつく。
その青年の父親は、
言葉の代わりに答えをくれと、その青年に問う。
その問いは、青年にとって刹那の迷いも無く即答出来る問いであった...

【肉親】というモノにおいて、【血の繋がり】は何よりも強い。
どんな綺麗事を吐こうとも、この【繋がり】は唯一無二のモノである。
これが【血は汚い】とまで言われる所以であろう。

何よりも強いモノが【血の繋がり】であるならば、
何よりも大切なモノはしかし他にある。
【心の繋がり】
その青年と父親は、【血の繋がり】はなくとも、確かに心で繋がっていた。

故にその青年は許せなかった。
自分の父親を「敗北者」と罵った、その男を。
やめろと。
その言葉を取り消せと、その青年はただ男を睨む。



後悔はない。
自身の父親が今そうであるように、
その青年自身も大切なモノを守るために、今両腕を広げている。

例え生きる場所は違えども、心で繋がっている我が弟を守る為、
その青年は、口から鮮血を吐きながら尚、その両手を広げる。

おれがオヤジでよかったか……?

その問いに即答した青年は、眼前の弟に訴える。

俺がお前のアニキだ、と。


1つの時代が終焉を迎える。
その青年の生き死にに関わらず、今此処に時代が終わる。

その時代の名を【白ひげ】と呼ぶ......

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